2012年1月22日日曜日

記事メモ;16歳のオランダ人少女がロマン達成!518日間世界一周

記事メモ;1月22日執筆

16歳のオランダ人少女がロマン達成!518日間世界一周
2012年1月23日 18:00

1480年。大航海時代に突入した欧州のポルトガル・ポルト近郊に、後に航海史に名を残す人物が生まれる。フェルディナンド・マゼランだ。1492年12歳にて王妃の使いとなり、1505年25歳にてインド洋の覇権を勝ち取る為の航海に参加した。

1519年39歳にてスペイン王室に属し指揮官として航海を開始。南アメリカ大陸南端のマゼラン海峡を発見した。1521年42歳にてフィリピン先住民との戦いの中で永眠。そして、残された彼の船団は大西洋、アフリカ大陸を経て、翌1522年にポルトガルへ帰還した。これが、世界で初めてとなる「世界一周」であると言われている。

そんな世界一周も、21世紀初頭の科学技術では3年間どころか、80日間どころか、最短で2日もあれば完遂する事が出来るという時代。1週間もあれば各都市で観光も楽しめる時代である。しかし地球人の持つ生命力を最大限に引き出し、自然と共に時間の胎動を感じる航海世界一周は、まだまだ我々にとってひとつの浪漫である。

さて21日、ここに偉大な記録が誕生した。518日前、ヨットで単独世界一周の航海への挑戦を始めたオランダ人の少女、ラウラ・デッカーさん(16)が、遂にカリブ海のサンマルタン島へ到着した。これにより、彼女は見事に世界一周を達成。16歳という記録は世界最年少記録であり、当然ながら女性の航海記録としても大きな記録を成し遂げた事になる。

当初、オランダ当局は安全性を懸念しラウラさんの計画に指導を入れ、2009年9月には彼女を当局が保護する事態にも発展した。10月、当局はラウラさんと両親の強い意志を受け、海賊を避ける喜望峰ルートを取るなど計画の一部変更を条件に、航海の開始を認めることになった。

航海中に「自分は何をしているんだろう?」という後悔に襲われたこともあったというが、それでも彼女は自分の夢である世界一周航海を決して裏切ることはなかったという。

近未来、我々はますます移動手段としての科学技術を優れたものにするだろう。それでも尚、我々はこの足で世界を歩くであろうし、時には少女が航海に乗り出すこともあるだろう。デジタルや鉄の塊だけでは計り知れないロマンが、ここにあるのだ。

【記事:G・JOEⅡ】

0 件のコメント:

コメントを投稿