夏に祖母宅1ヶ月
少年小人をちらと見る
小人は娘で軒下住まう
父と母の三人家族
つたとせみと鈴虫響く
生活品々少々借りに
娘ら夜半に潜入開始
ネジ糸車の仕掛けで上へ
父逞しく巧みに移動
砂糖と針手に電気の口へ
人形部屋にて娘は感動
少年気づいて話すも恐怖
大雨少年砂糖の気遣い
罠だと考え一家は警戒
両親言わずに娘は冒険
二階に登って砂糖を投げる
夏風爽やか雫と共に
構わないでと娘は言うが
少年優しく言葉を返す
カラスの攻撃少年助く
野生児小人に出会った一家
仲間がいる事把握し安堵
少年気遣い裏目に転じ
一家の引越し確定準備
野原の少年娘と会話
心臓手術が明日あると
憎らし家政婦母さんを見つけ
にんまり拉致して瓶詰める
娘涙で一緒に捜そ
母救い出し目線を交わす
猫が教えた三人旅出
砂糖とクリップ交わして朝日
小人一家はヤカンに乗って
街の小川をゆるりと下る
涼やか夏風髪なびかせて
希望の輝き目に携えて
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