広大ロシアの1821
医者の親父の次男が誕生
母から読み書き習い始めて
新約聖書のヨブ記に感動
寝る前聞くは怪奇な冒険
モスクワ学校小説ハマる
陸軍工兵学校行って
ますます小説世界に熱中
生活困窮翻訳しながら
『貧しき人々』完成す
編集これに感激示し
『分身』『九通』続けて発表
『プロハル』『ネート』に『主婦』『ポズルン』
『弱い心』に『クリスマス』
『白夜』に『人妻』出しながら
社会主義友親しく接す
二十八歳反逆逮捕
死刑寸でで中止し流刑
てんかん発作と付き合いながら
三十三歳ようやく帰還
流刑モデルの『死の家』描き
『英雄』『スチェパン』『伯父様』『虐げ』
賭博と女に熱浮かしつつ
『地下室』『鰐』に『罪と罰』
破産寸前『賭博者』仕上げ
口述担当アンナは妻に
『白痴』『永遠』挟んで『悪霊』
アンナの努力で生活安定
五十四歳『未成年』
次の構想地道に固め
五十八歳『カラマーゾフ』を
最高傑作誕生す
圧倒的なその筆の途で
完結待たずに咽喉から吐血
六十歳にて幕を閉じ
妻と子供に囲まれ天へ
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