2011年7月2日土曜日

▼正直な泥棒▼フィョードル・ドストエフスキー▼1848

寡黙で頑固な家政婦頼み
イヴァーヌイチをちっこい部屋へ
軍隊上がりの世馴れた男
善良気質で私は楽し

寒い秋空浮かべし時期に
堂々コートを盗まれ唖然
泥棒巡ってイヴァイチ怒り
「正直泥棒」話を語る

二年の前に出会った男
職を失い酒飲みだらり
気質は純粋親切だけど
愚鈍で同情世話する覚悟

真面目な話をする事出来ず
喧嘩や称呼と訳なし会話
もう夜入れねぇ勧告すると
忠実守って階段明かす

大切ズボンの紛失事件
犯人明らか彼しかいない
哀れな顔して男は否定
探すふり見て愛想を尽かす

様子異変で二週が過ぎる
とうとう泣き出す男に哀れ
家を飛び出し心配した後
帰宅し体は病弱痩せて

肉のスープと酒勧めるが
酒に首振り寝床に入る
病気の進行医者すぐ呼ぶが
5日目その時とうとう来たる

コート売ってとお願い聞いて
彼為想って優しく同意
水を飲んだ後盗みを明かす
神様許すさイヴァイチ涙

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