タイムマシン可能?別次元存在?物理学界に驚き走る
2011年9月24日 14:13
科学における偉大な進歩は、新しい大胆な想像力からもたらされる――というのが、実用主義の社会学者デューイの言葉である。しかし、今回の進歩は発見した本人たちも驚きを隠せず、自分たちの観測したデータが本物かどうか世界の研究者に疑問を投げかけているほどだ。今、我々がここ1世紀の間、固く信じ込んでいた物理学の世界観が、くるりと転回しようとしている。
23日、名古屋大などの国際研究グループが「素粒子ニュートリノが光よりも速いという実験結果を出した」と発表した。これまではアインシュタインの相対性理論が「光速より早い物体は存在しない」という時間と空間の学説を完全に証明していたはずであったが、先述の実験結果はこの理論に矛盾した数値となってしまう。光速より素粒子が速く進んでいたというのであれば、単純に時間を遡る「タイムマシン」説も有効になってくるほか、我々が認識している3次元、および時間の次元(一般に4次元と呼ばれるもの)以外に、また想像もつかない次元の世界が広がっている可能性もある。
同研究グループは実験データを疑い自ら何度も検証実験を行ったが、否定出来ない段階まで達し、今回の公表に結びつけた。今後、公的、または個人問わず、物理学領域の研究者らが実験結果の検証に当たる事になるだろう。素粒子研究の第一人者、観測装置スーパーカミオカンデで有名な東京大学の鈴木洋一郎教授も現時点では冷静に検証を続ける必要があると語っている。
「素粒子。世界で最も小さな物体。何もかも通り抜ける不思議な物体。それは最後の開拓地である。そこには人類の想像を絶する新しい発見、新しい発明が待ち受けているに違いない。この知らせは人類最初の試みとして、本格的に素粒子世界の調査に乗り出した研究者たちの驚異に満ちた物語である…」
【記事:G・JoeⅡ】
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