最新作『くまのプーさん』公開・・・が、思わぬ落とし穴?!
2011年9月3日 11:09
3日、記念すべきウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品、ディズニー・クラシックス第51作として『くまのプーさん』が公開された。もちろん、アラン・ミルン原作の英国寓話『くまのプーさん』をディズニーがアニメ化した、国内外で人気を博するシリーズの最新作である。米国本国では批評家が「あの時のままのプーさんだ」「ノスタルジックに浸れて大人も癒される」と好評価を博していたが、なんと、我々にとっては思わぬ"落とし穴"が存在した。
文字通りの落とし穴なのだが、中盤の《The Backson》シーン(怪物スグモドル、英文綴りは意識的な間違えジョーク、正しくはBack Soon)にて、長らくエピソードの中に登場するのが「落とし穴」で、プーさんの"オチ"も、この落とし穴が重要なファクターを占めて来る。となると、大人たちは近日耳にした、あの奇怪で軽薄な砂浜の事件を連想しない訳にはいかず、作品の情緒が削がれてしまう可能性が高い。映画上映中の携帯電話の着信音同様、こうした横槍を入れてくださったかの事件に恨めしさを感じずにはいられない。
それはさて、映画作品そのものは、確かに米批評家の言うとおり「あの時のままのプーさんたち」がしっかりと描かれている。ナンセンスな台詞回しも愉快だが、プーさんたちの細やかな表情、仕草、動き、歌など反応的な要素が大変充実している。新しいセンスを求める大人には受けが悪いかもしれないが、ノステルジックを求める大人たち、そして子供たちはきっと、このプーさんたちの物語を気に入るに違いない。
【記事:G・JoeⅡ】
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