米俳優ショーンがゲイをカミングアウト!広がるLTGB運動
2011年9月29日 17:00
国内ではあまり知られていないが、2002年に製作された『Firefly(ファイヤーフライ 宇宙大戦争)』という米SFドラマがある。諸事情で11エピソードで打ち切られた短いドラマであるものの、それなりにSFファンの支持を獲得した作品で、米国ではDVDの売り上げが好調だ。同作品の中でサイモン・タム医師を演じているのがショーン・メイハーであり、彼は主にテレビドラマで活躍している俳優で、その注目度も高い。そんな彼が、雑誌のインタビューで思わぬカミングアウトである。
米メディアによると、エンターテインメント・ウィークリー誌の取材に応じたショーンは、自分がゲイである事を告白したという。また、かつてニューヨークからハリウッドに進出する際に上層部から受けた指示なども明かし、俳優キャリアを優先する為にゲイである事を隠せと言われていたという。更に現在は、9年生活を共にしているパートナー、そして養子として迎えた2人の子どもと一緒に幸せな生活を送っている模様。ショーンは、同性愛者に対する差別は間違っているという意思もコメントしている。
米国では「LTGB」運動が盛んである。これは男性同性愛者(ゲイ、Gay)、女性同性愛者(レスビアン、Lesbian)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexuality)、そして性転換者(トランスジェンダー、Transgender)といった性的少数派の公的な生活権利を訴える運動のこと。国内でもマツコ・デラックスさん、はるな愛さんら中性的なタレントが活躍している昨今、次第に彼らも一般的な社会性を確立する時代に向かっている。子供が「わたしの両親、ゲイなの」と公然と言える、そしてそれを相手の子供が許容出来る時代はまだ近くはなさそうだが、決して遠いとも言いがたい。半世紀後、人類はどのような性的価値観を修得しているか?
【記事:G・JoeⅡ】
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