2011年8月2日火曜日

▼モンパルナスの灯▼ジェラール・フィリップ▼1957

1919モディリアニ
当時まったく評価なし
カフェでスケッチ売るも要らねぇ
愛する女と夜共イラり

朝から酩酊帰宅をすると
親友画商が部屋代替える
画塾で目にする美し彼女
モデル目にせずお互い描画

雨のパリ中2人で歩く
夜会ダンスで女と談話
酒飲みふらふらまた雨の中
家前彼女で情熱親身

結婚決意も心配親友
両親許しを得る告げ帰る
父は彼女を許さず鍵を
部屋に閉じ込め彼女を出さず

「彼女は世界だ」うきうき待機
部屋に戻るがまだ現れぬ
狂気で家の部屋ドア叩く
発作で倒れて南仏治療

彼女訪ねて幸せ二人
あの日人生開始と彼は
海岸歩きつ未来を語る
親友助けも加わり画廊

裸婦画わいせつ警察手入れ
市民理解せず足音遠く
狡猾画商は「死んだ後買う」と
セーヌ川では無償の支え

アメリカ金持ち販売話
金持ち軽薄話を聞かず
ようやく絵を見て高い評価も
商標使用と耳にし退席

プライド捨ててスケッチ販売
誰も買わない恵みの始末
酒がたたって倒れて死亡
見届け狡猾画商が総買い


※作中には詳細が描かれなかったが
モディリアニの生活は荒れ狂い壮絶で
結核、アルコール中毒、薬物依存などでボロボロであった
奥さんのジャンヌは2日後に彼を追って自殺をしている

※1918年に制作された妻ジャンヌの肖像画

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