銀河と銀河がぶつかり合う画像公開!NASA
2011年8月19日 20:00
あまりにも夫婦生活が楽しいものだから、働き者の奥さんは機を織らなくなり、やはり働き者の父さんは牛を追わなくなってしまった。これに激怒した天帝が彼らを引き離したが、1年に1度だけ逢う事を許した。織姫と夏彦でお馴染みの、七夕伝説である。奈良時代に中国より伝来したエピソードが、日本の民話と合わさって誕生したのだとか。
そんな夫婦を隔てた"天の川"だが、実際、この巨大星雲の群は宇宙をディスクのように渦を巻きながら、川のように漂っている。現在の仮説としては、地球が所属する"天の川"銀河系の歴史は129億年、総質量約6000億~3兆S(Sは1.9884×1030 kg)であり、漂う恒星の数は約2000億~4000億個と見られている。途方もない数字でくらくらするが、要するに、とてつもなく古く大きな川だ。もっとも、こうした銀河が、宇宙にはまだまだ沢山存在するのだ…
17日、NASAがハッブル宇宙望遠鏡の写真とチャンドラX線望遠鏡のデータを合成し、地球から約4億5000万後年離れた「VV340北」渦巻き型と「VV340南」棒形の2つの銀河が衝突する画像を発表した。画像は初期衝突の段階であり、その後この2つの大きな川は数百万年後を掛けて交じり合い、1つの銀河になるという。宇宙はゆるゆると、そして恐るべきエネルギーで活動している。今、こうして記事を執筆している間も。
【記事:G・JoeⅡ】
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