2011年8月29日月曜日

執筆メモ;『エヴァンゲリオン』劇場版最新作、『Q』が明らかに

『エヴァンゲリオン』劇場版最新作、『Q』が明らかに
 2011年8月28日 15:00
1997年に放送されたSFアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』は、内向的な主人公の哲学性、壮大なロボットの戦闘アクション、宗教めいた神秘性に加え、女性キャラクターの「萌え」要素やポップな演出が光り、当時の若者層から大きな支持を得た。当時、庵野監督らは、主人公「碇シンジ」がようやく自らを許容し、一個の人間になり得たというテーマ性を持たせて物語を終わらせていたが、果たしてこちらはどのような幕切れが用意されているのだろうか。あれから10年を経て製作が始まった、新劇場版である。

26日、地上波にて第2作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が放送され、その後に第3作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の公式サイトが一般公開された。これによると、同作品は2012年秋に公開される見通しだという。タイトルの「Q」は「Quickening(胎動)」であるとの事。メイン画面のイメージ画像には、主要登場人物である「アスカ」が、左目に眼帯をはめ、右手に「ロンギヌスの槍」のような武器を手に、立ちポーズを決めている。尚、当初、製作側は劇場版が4部作になる予定を発表していたが、3作目で物語が完結する可能性を一部声優が仄めかしている。

正直な所、既に閉塞感のある社会に生きている現代人が、敢えて重厚なテーマ性を欲しているとは考えにくい。新旧問わずファンが求めるているのは純粋に楽しめるストーリーなのでは、と筆者は感ずる。神秘的な"もやもや感"がひとつの売りである『エヴァンゲリオン』だが、あるいは、圧倒的に分かりやすいハッピーエンドで締めくくってみても面白いはずだ。さて、来年の秋、人類はどのように補完されるのか。

【記事:G・JoeⅡ】


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