2011年8月28日日曜日

執筆メモ;米国67年ぶり大規模地震、国内ではプレート変動に注意

米国67年ぶり大規模地震、国内ではプレート変動に注意
 2011年8月28日 17:31
現地時間23日、米東部をマグニチュード5.8の大規模地震を襲った。地震の報道自体が67年ぶりとなる異様な事態に、市民らは一事騒然。ホワイトハウス周辺ではテロ爆発などの振動かとおもった者も多く、施設からほとんどの職員が道路上に避難をした。震源地に近い原発2基は即座に停止し、こちらは被害がない。また、新聞では動物園の動物たちが地震直前に騒ぎ始めた証言を掲載し、揺れ直前に地上へ到達する地震波(S波)を感知したのではないかと仮説を立てている。

さて一方、日本国内でも注意が必要のようだ。先の大震災後に首都圏地下プレートへの力場に変化が生じており、複数の震源域が共鳴し合って巨大地震を引き起こす可能性が生じているという。この「プレート境界型地震」については東京大学地震研究所の分析で明らかにされたもの。研究所は今後も慎重に観測を続ける構えだという。

それにしても、2011年の地球はどうも体調が優れないらしい。1月にはラニーニャ現象の影響により、オーストラリア、ブラジルなど世界各地で大規模な水害が発生し、インドのデリーでは40年ぶりの寒波を記録。2月にはオーストラリアに大規模サイクロン上陸、続けてニュージーランドでマグニチュード6.3の大規模地震が発生。3月、日本でマグニチュード9.0の超規模地震が発生。4月、米国ミズーリ州で過去75年最大規模の竜巻被害発生。5月、米国ミシシッピ川流域で洪水。6月、中国、ミンダナオ島で水害、東アフリカで観測史上最悪の干ばつ、チリのプジェウエ火山が半世紀ぶりの噴火。7月、ソマリアで干ばつ、インドネシアのロコン火山で噴火――

いたずらに怖がる必要はない。そりゃあ、世界のどこかで自然災害が起きるのは当然だ。しかし、あの震災を体験した我々は、心のどこかで自然の圧倒的な力を感じていよう。

【記事:G・JoeⅡ】

(※執筆後、米ニューヨーク市にハリケーン「アイリーン」が直撃したという報が届いた。強風や浸水被害の恐れがあり、中心部を含めて37万人に避難命令が出されたという。ニューヨーク市民の無事を心から祈っている)


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