2011年8月26日金曜日

8月26日執筆メモ;南極大陸で首長竜の化石発見、1500万年塗り替える

南極大陸で首長竜の化石発見、1500万年塗り替える
2011年8月26日 03:18
先日22日には、ウエスタン・オーストラリア大と英オックスフォード大の研究チームが「34億年前」の原始微生物の化石を発見したばかり。養分して生息していた海底の小さな生命体と推測されており、オーストラリア西部で発見された。このオーストラリア大陸より、ちょうど日本列島分ほど南下した南極大陸で、また新たな生物の痕跡が発見された。

リオデジャネイロ連邦大学ブラジル国立博物館チームらが発見したのは、8500万年前に生息したとされるプレシオサウルス、通称「首長竜」。これまで南極大陸に海生爬虫類が生息していたとされる時代は7000万年前とされていたが、今回の発見により1500万年分遡った形となる。チーム長は南極大陸の生命履歴を覆すものであり、多彩な首長竜が生息していたのではないかと仮説付けている。尚、化石は2006~07年に南極のロス島で採取された2.5トン以上の岩石サンプルの中から見つかったもので、他にも首長竜と同時期に生息した樹木の痕跡などが発見されている。

じつは更に、12日には米マーシャル大などの研究チームが今回発見された時期に近い(8000万年前)首長竜の生態に関して、興味深い研究発表がなされたばかりだ。同チームは母竜の胎内に残されていた子どもの化石を分析した結果、卵ではなく子どもの形で出産していた履歴を明らかにした。従来考えられている恐竜の生態とは異質で、哺乳類に近い「妊娠・出産」を行っていた可能性が高いという。チームは「クジラのように子育てもした可能性もある」としている。化石が物語る地球生命体の歴史。興味は尽きない。

【記事:G・JoeⅡ】


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