本日執筆記事を転載す
テレビの未来のスタイルを示す「スマートテレビ」という言葉が業界から囁かれ始めたが、結果としてその存在は実にあやふやである。ネット通信機能、動画共有サイトやSNSサービスとの機能連携などが議題に上がっているが、こうした"半パソコン状態"がテレビの新型デバイスとなるとは考えにくい。
一度、筆者はここで明確な整理をさせて頂こう。人類が視覚媒体に求める機能は、3つである。まずは、反応性に富んだ純粋な視覚情報の提供。『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』よろしく、自然や街の景色などで空間を演出する機能である。次に、論理性に富んだ視覚情報の提供。これはニュースや映画・ドラマのように、ストーリー性のある娯楽的な機能である。そして最後に、関係性に富んだ視覚情報の提供。これは人と人を現実的に繋げる機能で、いわばスカイプやSNSサービスの存在だ。
反応性・論理性・関係性の三点をバランス良く、より直感的なインターフェイスで内包した視覚媒体こそが、近未来の新型デバイスとして我々の生活に直結する事だろう。反応性に関しては立体空間写像技術の開発が必要であり、論理性に関しては新たな経済システムの構築が必要であり、関係性に関しては情報格差を可能な限り埋める事が出来る操作システムが必要である。
【記事:G・JoeⅡ】
※スティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演
『マイノリティ・リポート』の冒頭部
空間に浮かぶ近未来の映像インターフェイスのイメージが
興味深い
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